クエン酸は梅やレモンなどの果物に多く含まれる有機酸で、これらの酸味の主成分です。
1937年、英国の生化学者クレブス(H.A.Krebs)博士は人間のエネルギー生成メカニズムを解明し、クエン酸がその中心的役割を担っていることを発見しました。この「クエン酸サイクル」または「クレブスサイクル」の理論により、彼はノーベル賞を受賞しています。
日本では、東京大学の秋谷七郎博士による研究が注目されています。秋谷博士は次のような発見をしました:
(1)第二次世界大戦中、潜水艦で使用する味噌のカビ防止にクエン酸を添加したところ、乗組員の疲労が減少し、健康状態が向上。
長時間の潜行が可能になりました。
(2)自身でもクエン酸を摂取する実験を行い、尿中の乳酸量が減少することを確認しました。
これらの研究から、クエン酸がクエン酸サイクルを活性化させ、疲労物質である乳酸の生成を抑制する※など、疲労回復や健康増進に重要な働きがあることが科学的に証明されました。




